金縛り(睡眠麻痺) |
金縛りとは? |
皆さんの中には金縛りを過去に経験したことがある方がいらっしゃると思います。僕自身も何度も経験してきました。意識はしっかりしているのに、体が動かず、苦しい状態です。
しかもこの状態は就寝してすぐに起こる現象です。
睡眠のページでもお話ししましたが、脳波がしっかりしてなおかつ体が休んでいる状態はREM睡眠の特徴です。金縛りとはまさに意識がしっかりしているのに体が動かないというREM睡眠期と同じ状態なので当然、金縛りはREM睡眠時に見られる現象と考えられます。
しかし、睡眠周期の最後に現れるREM睡眠期は1番初めでも、入眠後80分後位に現れます。入眠時に起こる金縛りの説明ができません。
金縛りは入眠期REM睡眠という特殊なREM睡眠期に見られるものなのです
入眠期REM睡眠とは、極度の疲労やストレスを抱えていると入眠と同時にいきなりREM睡眠が出現することが知られています。そのため金縛りは入眠期に起こるのです。
私の金縛り体験 |
睡眠中の夢の中で、明晰夢(めいせきむ)と呼ばれるものがあります。これは自分が今見ている夢が”夢である”と自覚できている夢のことです。僕自身、明晰夢は多いほうだと思っています。特に金縛りに入っていく時は、
”ああ、今から金縛りになる”
と自覚しながら入っていく場合がほとんどです。
その時、頭の中は明晰なので(もともと明晰かどうかはさておいて…)、当然苦しい金縛りから逃れようとします。今までの体験の中で金縛りから逃れるために、夢をコントロールできたことや、言葉にはなりませんが声を出して家族に起こしてもらったことが何度かあります。これができるようになって(できないときもあります)ある程度楽になりました。でもやはり金縛りは経験したくありません。皆さんもこのようなご経験はありませんか?