海外歯科技工物の問題

 

       ベリリウム混入歯科技工物

先日、報道特集NEXTで、ベリリウムという金属が歯科技工物に使用されているということが報道されていました。

それによると、日本の業者が日本では認可されていない毒性の強いベリリウムを歯科用金属に混入して中国などに輸出しているということです。

中国ではベリリウムが混入した歯科用金属に対する規制はないとのことです。

これだけなら日本の歯医者で詰め物や入れ歯をいれても、安全かと思います。しかし、日本の歯科医院や歯科技工所のなかには歯科技工物を中国に委託するところがたくさんあるようです。

こうしてベリリウム混入歯科技工物が日本人の口の中に入る場合があるようです。

 

       患者さんは何を信じて歯科医院に通院すればいいの?

 

中国に歯科技工物を委託している歯科医院や歯科技工所はたくさんあると思いますが患者さんは自分の口に入る技工物が日本製か中国製かわかるわけもありません。

見た目では判断できません。そうなると、歯科医師に聞くのが一番手っ取り早いかと思いますが、実際そうであってもなかなか”中国製ですよ”という先生もいないと思いますし、歯科医師自身が知らない場合もあります。取引先の歯科技工所が中国に委託している場合もあります。

このような事態を避けるため当院では海外技工物は扱いませんし、歯科技工所もきちんと日本の歯科技工士の有資格者のみが担当してくれるところとしか取引しません。

 

       なぜ海外?

 

このような問題になってくるのは、やはり歯科医院経営の問題でしょう。コスト削減のために安価な中国製に手を出してしまうということです。一昔前とは違い、歯科医院経営は非常に厳しいのが現実です。歯科医師はワーキングプアと言われています。

しかしここは、歯科医師、歯科技工士としてのモラルの問題でもあります。さらにこういうことが公然と出来る制度にも問題があります。

厚労省は早急に対応してもらいたいです。

  

 

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