外傷とは? |
一般歯科領域で扱う外傷とは交通事故、転倒などで口腔顔面領域に、粘膜の裂傷、顎骨骨折、歯牙脱臼・破折などがある場合です。
外傷患者さんの治療方針の特異性 |
外傷によって来院された患者さんの治療方針は、いくつかの点で一般歯科診療とは異なります。多くの方がまず希望されるのは除痛と社会復帰です。それから、審美性、機能性などです。また、患者さんの気持ちとしても、
”痛くなったら歯医者さんに行こう”
というのではなく、行かざるを得ない状況なわけです。そのため、患者さんとしましては治療に必死になっておられます。私どもとしましてはそれらに、対応する必要があります。
外傷患者さんの例 |
40代男性(バイクを運転中に飛び出してきた車と接触、転倒)
受傷翌日の状態。口は殆ど開かず、うまく話すこともできない状態。
左上2番・左下3番脱臼、左上3番歯冠破折による露髄、左上1番破折
<受傷後の写真>
<初診時のレントゲン写真>
<初診より約2ヶ月後>
外傷部位治癒後も他の部位の治療に通っておられますが、後遺症は無いようです。