ビタミン欠乏症

 

       ビタミンの種類と欠乏症

 

ビタミンは、体内では合成されないので食物から摂取しないと、欠乏症を引き起こします。しかし、必要量はごくわずかなので、サプリメントなどで摂取する場合は過剰摂取に注意が必要です。

通常の食事では過剰摂取はあまり心配はありません。ビタミンを効果的に摂取するには、脂溶性ビタミンは油で炒めたり、揚げたりすると良いでしょう。水溶性ビタミンは、水に溶けるので煮汁などにも出てしまいます。なるべく丸ごと食べられるほうが効果的に摂取できるでしょう。

 

  ビタミン 欠乏症 多く含む食物 その他の特徴
脂溶性 ビタミンA 夜盲症・視力低下 豚・鶏レバー  
ビタミンD くる病・骨軟化症 魚の肝臓  
ビタミンE 溶血性貧血 植物油・落花生  
ビタミンK 新生児の頭蓋内出血

新生児の腸内出血(新生児メレナ)

新生児の腸内出血(新生児メレナ) 新生児の腸内出血(新生児メレナ)
水溶性 ビタミンB1 脚気 豚・うなぎ  
ビタミンB2 口内炎・口角炎 豚・牛・鶏レバー  
ナイアシン ペラグラ かつお・たらこ・レバー 別名、ビタミンB3
ビタミンB6 痙攣・貧血 欠乏症にはなりにくい
葉酸 巨赤芽球性貧血 緑葉野菜・牛レバー 別名、ビタミンB9・欠乏症にはなりにくい
ビタミンB12 悪性貧血 肉・魚 欠乏症にはなりにくい
ビオチン 皮膚炎・食欲不振・不眠 魚・レバー 別名、ビタミンB7・欠乏症にはなりにくい
パントテン酸 頭痛・疲労・脱毛 大抵の食品に含まれるがあまり加工されていない食品のほうが効果的に摂取できる。 かつてビタミンB5と呼ばれていた・欠乏症にはなりにくい
ビタミンC 壊血病 キウイフルーツ・レモン・カキ・ピーマン 喫煙によりビタミンCの消費が高まる。

 

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