”機械によるばらつき”の分散(自由度=4-1=3)
= {(-1)2×3 + (-1)2×3 + 12×3 + 12×3 }/(4-1)
= 4
”環境によるばらつき”の分散(自由度=3-1=2)
= {(-2)2×4 + (3)2×4 + (-1)2×4 }/(3-1)
= 28
”誤差によるばらつき”の分散{自由度=(行の数 - 1)(列の数 - 1)=6}
= {(0)2 + (-1)2 + 12 + 02 + 12 + (-1)2 + 12 + (-1)2 + 02 + (-1)2 + 12 + 02 }/{(4-1)(3-1)}
= 1.33
二元配置法の場合は、2つの要因に関して、差があるかどうかを考える必要があります。そのため、次の2通りの分散比を計算します。
F1 = ”機械によるばらつき”の分散/”誤差によるばらつき”の分散 |
F2 = ”環境によるばらつき”の分散/”誤差によるばらつき”の分散 |
ここでそれぞれの不偏分散の比F1,F2は
F1 = 4/1.33 = 3
F2 = 28/1.33 = 21
自由度が3および6のF分布表の値は有意水準0.05のとき4.76( > 3)。
自由度が2および6のF分布表の値は有意水準0.05のとき5.14( < 21)。
よって機械によりばらつきがあるとは言えないが、環境によるばらつきには有意差が認められることになります。