<無限母集団と有限母集団>
統計学的に取り扱う母集団は、そのデータの個数が無限である無限母集団と、有限である有限母集団があります。
<無限母集団における標本平均の平均と分散>
無限母集団から無作為に n 個のデータを抽出し、その平均を u とします(下図)。
母集団は無限母集団ですから、u を構成するデータ(x1,x2,x3,…,xn)も無限の組み合わせが考えられます。母集団が正規分布であるとき、この確率変数 u の密度関数も正規分布であらわされます。
母集団の分布がN(μ,σ2)とすると、u の分布はN(μ,σ2/n)であらわすことができます。
<有限母集団における標本平均の平均と分散>