異常値の検定(グラブス・スミルノフ棄却検定)

データの中に、1つだけ他のデータとかけ離れている値(異常値、外れ値)があると、それを棄却するべきかどうかという問題があります。データをサンプリングしてきたときに、測定ミスをしていたかもしれないし、数値をうつし間違っていたかもしれません。このようなときに、その異常値を棄却するかどうかを検定するのが、グラブス・スミルノフ棄却検定です。その手順は次のようになります。

 

1.まずは、仮説から…。

帰無仮説:”他のデータとかけ離れた値は異常値ではない。”

対立仮説:”他のデータとかけ離れた値は異常値である。”

2.有意水準 α を決め、スミルノフ棄却検定表よりデータ数 n のときの値 k を得る。

3.検定統計量Tを求める。

⇒ T>k で帰無仮説を棄却し、対立仮説を採用。つまり、有意水準αで、かけ離れた値は異常値とみなして棄却される。

 

 異常値の検定(グラブス・スミルノフ棄却検定)