2項分布は、n が大きくなるほど、計算が非常に大変になってしまい、その場合は実用的とはいえません。そこで、p が小さいときに限り、近似式を応用して考えようとするのがポアソン分布(Poisson Distribution)です。
まず、2項分布B(n,p)の積率母関数は、
Mx(t) = ( pet + 1 - p )n
ここで平均E(X) = np = λとすると、
このときの確率関数を考えます。
Mx(t) = exp{λ( et - 1 )}
= e-λ・exp(λet)
= e-λΣ{(λet)k/k!}
= Σetk・e-λ(λk/k!)
∴pk = e-λ(λk/k!)
ポアソン分布
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確率関数
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pk = e-λ(λk/k!)
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積率母関数
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exp{λ( et - 1 )}
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